Tuesday 6 November 2007

スキャナの読取解像度と出力サイズ/品質との関係&写真の大きさと解像感に関する雑感

I have a break of writing in English these days... Visitors, I am sorry.

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スキャナの読取解像度と出力サイズ/品質との関係
http://faq.epson.jp/faq/1026/app/servlet/qadoc?001875

※フィルムスキャニングをする場合、3の印刷サイズと解像度の関係が役立つ。原稿が35mmフィルムならば、A3で印刷するならば3200dpiでスキャニングすれば画像品質は良好なものが得られるとのこと(4800dpiでA3ノビ?+αか)。ちなみに、その35mmフィルムを3200dpi、24bitカラー(各色8bit)でスキャニングした場合、データ容量は約40MBに達する。これが色調整に適した48bitカラーになると更に膨れ上がるわけ。デジタルカメラで同等の解像度の画像と比べて、これほどまでに大きな容量になるのだろう(まだ調べていない)。

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脳科学のイベント以降、視覚認知についての本を、私もmもそれぞれ読んでいる。新たな知見を多く得ている。

ところで、デジタルカメラの解像度が年々大きくなっているが、これはつまり、原理的に言えば、高解像度を突き詰めると、毛穴どころではなく顕微鏡のレベルで皮膚細胞まで見えるようになる、という方向性を意味する。さらに、プリント技術が伴うことで、実物の人間と等倍のプリントをルーペで覗くと実際の人体をルーペで見るのと近い感覚が得られる様な体験が出来るということ(あくまで理論上の話)。

人間が目を使って認識出来ることの際を考えられるという点で、高解像度化は面白い反面、ルーペや顕微鏡を使って写真の一部を見ると言うことになるのは、今のところナンセンスだという印象がある。高解像度のデータを等倍でプリントして、そのサイズが例えば岡本太郎の「明日の神話」くらいのサイズになったとして、その解像度は人間の感覚に何をもたらすのか。

そして、その「写真」(括弧を付けたくなる…)は、横位置では見られるけど、縦位置のものは見られない、みたいな不思議な状況が生まれる。人間の目が横に付いていることや、人間が地面に対して基本的には水平にしか移動出来ないということを、再考する様な写真になりそうなものが実際最近作られつつあるのも興味深い反面で、限界は予想出来そうな気もする。グルスキーの実物のプリント作品でさえ、縦にしたらどう見て良いか分からんのじゃないか。

例えば、飛行機に乗らないと見られないナスカの地上絵みたいな写真とかは、一度だけ誰かが作ったらもうあとは、みんな作ろうとは思わんだろうしなー。

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